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金沢と『三州奇談』の雑記帳   ki-dan.com

「コロナよりも怖いのは人間だった」

「コロナよりも怖いのは人間だった」

 

 

こんな言葉を、月曜のYAHOOニュースで見ました。

 

「コロナよりも怖いのは人間だった」。
これはドラッグストアの店員が語る恐怖の体験です。

 

店にきて、品切れ状態のマスクやトイレットペーパーを求める人たちの怖さを述べる店員の言葉です。是非読んでみてください。

 

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これをみて、私が読んでいる江戸時代の『三州奇談』にある話を思い出しました。


「怪物は昔から人が怖がるのを知っているので、すりこぎは擂鉢をかぶり、目鼻や手足をつけて、まず人に似せる。
煙管が急に尺八に化けても、それだけではなんにもならない。
すべてのものは、まず目鼻をつけて人に似せるからこそ、人をおどかすことができるのだ。

したがって、人ほど恐ろしいものはないという話は、怪物にとってはたいそう古くからいわれることで、いうまでもなく明らかなことだ」 (巻之二「非無鬼論」)

 


「世のなかにいろいろな怪物があるけれども、なんといっても恐ろしいのは人間である」と、奇談には皮肉を込めて、このように言っている一節があるのです。


「コロナよりも怖いのは人間だった」、という言葉を目にして、真っ先にこの奇談の言葉を思い出したのです。


現在、最も怖いのはコロナウイルスです。
それより怖いのは人間だということがないよう。
店員さんは一生懸命やっており、瑕疵がないのです。

 

先人は、人間の怖さをよく観察していると思います。