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芥川賞受賞作 古川真人『背高泡立草』

芥川賞受賞作 古川真人『背高泡立草』

 

 

文藝春秋の2020年3月号を買ってきました。芥川賞を受賞した古川真人『背高泡立草』がのっているからです。

 

手元には芥川賞を受賞作を掲載した、文藝春秋の2016年9月号と2017年3月号があり、前者には村田紗耶香『コンビニ人間』、後者には山下澄人『しんせかい』が掲載されています。

ニュースで簡単な選評をみて、面白そうだと思うものがあった時、買っています。今回は久々ということになりました。

 

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『背高泡立草』を2日かけて読みましたが、よくわからないというのが感想です。
とくに芥川賞には難解なものがありますが、そうしたものとは違った意味の分からなさです。

 

九州の方言が頻繁に出てきて、それもその分かりにくさの一因でした。
また選評に「もう少し文章も刈り込んだ方がいいような気もした」というのがありましたが、言葉がべたついた感じで、私の好きな語り口ではありませんでした。

 

選評には「市井の一家のファミリーヒストリーと見せかけて、その土地自体を物語る手腕は高く評価したい。生い茂る草を刈るごとにスケールの大きな土地の物語が見えてくる」というのがありました。

 

この小説の読みかたとしては、この選評がぴったりしているように思えます。

ただ私には、その重層を理解することができなかったのです。

 


それより久々に文藝春秋を手にして、その内容の豊かさを改めて感じたものです。

20代のころには毎号読んでいたのですが、文春ならではの独特の文化が、底流に流れているようで、手にしてよかった、じっくり読んでみようという気持ちになりました。

 

お目当ての芥川賞受賞作については、私は面白いとは思いませんでしたが、雑誌の文藝春秋の内容はもうけものでした。