はてな版  金沢と『三州奇談』  

金沢と『三州奇談』の雑記帳   ki-dan.com

新聞は情報の宝庫

 毎朝新聞が届くと、どこを読みますか。

 

政治面、それとも社会面、またはスポーツ面?

このごろは殺伐としたニュースやいやな大ニュースが多くて、安心して新聞を開けない日が多くなっているように思います。


そんな時、結構穏やかに読めるのが、投書欄と不動産案内のページです。

投書欄ですが、地元紙・北國新聞は「地鳴り」というタイトルで、たっぷりとスペースを取っています。

 

高齢者の投稿が多いのはどの新聞で同様の傾向でしょう。
よく見る名前の投稿者もいます。レギュラーメンバーです。

ここ2、3年は、小学生の投書も毎日のように出ていますが、新聞社が何とか若い人の投書も載せようという努力の跡が見えるようでもあります。

 

レギュラーの投稿者のなかに、中学校の同級生がいます。卒業以来まったく付き合いはありませんが、何か彼らしい清潔さと潔癖さにあふれる投書です。
微塵も毒がなく、無菌状態の内容のように感じます。

 

次は何を書くだろうかと、3か月に一度くらいの掲載の日を待っています。
そこには、新聞社の紙面や事業を称賛する内容も多いのです。

彼だけではなく、投稿者全員にいえることですが、投稿者には新聞社礼賛が多いのです。

 

そうすれば投書欄に掲載してもらえるという打算が、明らかに見えるものもあります。
こんな批判的な目で見るのも、楽しみのひとつかもしれませんが。

 

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よく見る習慣がついたのが、土曜日の「北國マイホームナビ」、不動産情報です。
金沢市内の不動産店が手持ちの物件を数件ずつ持ち寄った全頁広告です。
毎週新規物件があったり、広告主の不動産店が変わったりしています。

これはもちろん、マイホームなど不動産を探している人を対象とするものです。

4年前に新築住宅を購入した私には、もう不要です。生涯2度と買うことはないのですからー

 

しかし買うまでの5年近く、毎週目を皿のようにしてこの広告を見ていた習慣が抜けず、いまもその時と同様の気持ちで見ているのです。

 

金沢の中心部の一軒家に住もうと(マンションは考えていませんでした)、不動産屋を回り歩いたり、これはと思う空き地があったら付近の人に持ち主を聞き出したりもしました。

そのころから町なかの物件は、表に出ることもなく右から左へ、即座に売れてしまっていたのです。

 

広告を見ていて気付いたのは、広告に町なかの物件が見当たらなくなったことです。5年前でも週に1、2件がある程度でしたが、現在では皆無となっています。
広告に出すまでもないことと、土地の値上がり途中という判断で、売りに出す物件自体が少ないからだといいます。

 


4年前、私は金沢駅近くの町なかの、希望のところに住むことができましたが、タイミング的にギリギリだったようです。

5年前の新幹線開業以来、売りに出される中心部の土地は、AtHomeで見ても姿を消しています。

 

金沢の町なかに住もうとしたら、マンションしかありません。新築や建設中の物件がいくつかあります。
一軒家については、空き家がかなりありますが、都合良く手に入れるチャンスは、ゼロといっていいでしょう。

 

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新聞のことですに戻りますが、毎日見ているようでも、気づかなかったページや欄があります。
30年ほど前に株式を始めるまでは、株価の紙面があることさえ気づかなかったものです。

 

新聞の社説は読みませんが、地方紙の一面下のコラム(「天声人語」のような)を、批判的な目で読むのも楽しみです。

身近な内容を扱っているだけに、そのまま感心して読むのではなく、私ならこう書くだとか、これは言い過ぎだとか、いろいろ気がつくところがあるからです。


俳句とか短歌の文芸欄も興味のない人は、素通りでしょう。ここには昨年末から、俳句の投稿を始めましたが、結構いい句を目にします。


似たようなことで、町中を歩いていて、ある日突然、ここにこんなものがと、初めて見る建物があったりすることがあります。

人間というものは、自分が興味をもつものしか見ないというところがあるのです。


毎日見ている新聞ですが、まだまだ未知の欄や記事が隠れているかもしれません。自分がそのことに興味をもつまでは、埋もれている欄があるようです。

新聞離れが言われますが、私にとっては、いろんな意味で不可欠なもの。