年に1度は食べたくなるものに、自由軒のカキフライがあります。
金沢ひがし茶屋街のなかにある、老舗の洋食屋です。
カキの季節になると思い出して、出かけています。
3年に2度ほどの割合で食べています。
妻と行ってきました。家からは歩いて20分ほどなので、散歩を兼ねてバスには乗りませんでした。
武蔵が辻から橋場町を通り浅野川大橋を渡ると、右手にひがし茶屋街があって、自由軒はそのなかほどにあります。
平日なのに、かなりの人出でした。言葉を聞くと、中国か台湾の人たちが多いように見受けられました。
雪はないものの寒かったのですが、レンタルの和服姿の人が結構いました。
昼食時で、自由軒は満席で、店内で20分ほど待ちました。
客のさばきは、とても上手でてきぱきしていました。
私はカキフライ、妻はミックスを注文。
ミックスとは新メニューで、オムライスとハヤシライスが半々で、それにクリームコロッケとサラダがついたものです。
カキフライは外はぱりぱり、かむと中からジューシーなカキの汁がでてきます。いつものように満足しました。この店のサラダドレッシングの味が、またたまりません。
満席で人の出入りがあったのですが、料理はきちんと先着順に出て、厨房は極めててきぱきとして、騒々しさは微塵もないのに感心しました。
帰りには、店の前にも着物姿の人々が順番を待っていました。
新幹線開業以来、ひがし茶屋街は金沢の観光地のなかでも人気の場所になっていて、その分自由軒も繁盛していました。
付近には土産物店が、以前よりぐんと増えて軒を並べていました。
ただ本体の茶屋はというと、旦那衆が減少しており、以前のようなわけにはいっていない感じです。
帰りも同じ道を歩いて帰りました。歩数計によると約5000歩でした。