はてな版  金沢と『三州奇談』  

金沢と『三州奇談』の雑記帳   ki-dan.com

金沢の顔 金沢駅と鼓門

観光で金沢についたら、まず目にするのは、金沢駅のすぐ前の鼓門ともてなしドームです。
金沢観光の第1歩は、ここなのです。

兼六園も金沢城も金沢21世紀美術館もひがし茶屋街に行くのもいいですが、まずは駅前で、少し時間をとってください。

 

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あらためて、金沢駅を見てみましょう。

2011年、金沢駅は世界で最も美しい駅14選の6位に、国内で唯一選ばれました。

「鼓門のおもてなし力」については、ライターのナカムラミユキさんが、2015.5.16の「tenki.jp」に詳しく書いた記事があります。
それをもとに、金沢駅の魅力を紹介してみましょう。


私がいうまでもなく、金沢駅に降り立った観光客の皆さんは、まずは鼓門の前でパチリと写真を撮っています。

 

間近でみると、「鼓門(つづみもん)」の威風堂々とした門構えと、「もてなしドーム」といわれるガラス張りの天井アーチは、思わず写真におさめたくなる、巨大なオブジェです。

そこに表現されているのは、加賀藩以来の伝統と芸能を大切にしつつ育まれてきた「おもてなしの心」といえましょう。


金沢駅は海外でも評価が高く、2011年にはアメリカの旅行雑誌「トラベル&レジャー」のWeb版にて、世界で最も美しい駅14選の6位に選出されています。

ちなみに1位はベルギーのアントワープ中央駅。2位はイギリスのセント・パンクラス駅。3位はモザンビークのCFMマプト中央駅。

 

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「もてなしドーム」は、大きな傘をイメージしています。

 

雨や雪の多い金沢で、駅を降りた人にそっと傘を差し出す、そんな粋な心意気を表現しているのです。

ガラスとアルミ合金の組み合わせはアートのようで、太陽の光や夜のライトアップによって様々な表情をみせてくれます。

 

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つぎに鼓門。両側のXで形づくられた柱は、鼓をイメージしています。

金沢では、「空から謡がふってくる」といわれていました。松の上から謡が降ってくる(植木屋)」のたとえもあるほどで、暮らしに能楽が溶け込み、多くの人々に愛されていたのです。

 

金沢では藩政以来、殿様が先頭に立って能楽に親しんできたのです。

そうしたことから、金沢の顔である金沢駅の真ん前に、鼓を選んだのです。

 

金沢には今でも、その文化が脈々と受け継がれ、石川県立能楽堂や金沢能楽美術館という能楽専門の美術館もあります。
石川県立能楽堂では、毎月(8月のぞく)定例能が行われています。

能のプログラムをつくるには、狂言が不可欠ですが、その継承者も健在で、地方で能楽の番組を単独で組める、数少ない町が金沢なのです。

 

金沢は、能楽の鼓をイメージした門構えで、観光客を出迎えており、金沢には、伝統芸能でおもてなしをする文化が息づいているのです。


近くから細部をじっくり観察したあとは、駅前の信号を渡って遠くからも全景を眺めてください。

 

参考にさせていただいたライター、ナカムラミユキさんについては、webの記事を引用しておきます。

千葉県出身。3年前(当時)より金沢在住。 映画、舞台、飲食、住まいについての記事や、著名人インタビュー、街歩きコラム等を手がける。 北陸を通して日本の魅力を再発見。折りに触れ、紹介していきたい。

ナカムラミユキさんの文を、参考にさせていただきました。お礼申します。

 

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金沢に着いたら、最初に「観光」するのが、金沢駅の鼓門ともてなしドームです。駅そのものが観光名所なのです。